妊娠線ができる原因

妊娠線とは、出産を経験した女性の肌に残る線状斑を言います。なぜ、妊娠線はできてしまうのでしょうか。

 

妊娠すると、お腹の中の赤ちゃんが育ってくるにしたがってお母さんのお腹はせり出してきます。お腹だけではなく、乳房も母乳が出る準備を始め、豊かに膨らんできますし、体を支える太ももや、おしりもふっくらと肉付きが良くなってきます。太くなった体の皮膚は引っ張られて伸びていきます。イメージとしては、風船が膨らんでいくような感じです。

 

皮膚は、表面を表皮といい、その下に真皮、皮下組織と三層に分かれています。表皮は伸びやすいのですが、真皮や皮下組織は急激には伸びることができません。柔軟性のない皮下脂肪などの影響も受けますから、伸びやすいところとそうでないところがあります。真皮や皮下組織が伸びることのできる限界を超えて皮膚が引っ張られると亀裂ができてしまいます。その裂け目が、表皮を通して赤紫色の線状に見えるのです。

 

妊娠線がもっともできやすいのはお腹ですが、皮膚が伸びているところではどこでもできてしまいます。胸やおしり、太もも、むくみやすいふくらはぎにもできてしまう人もいます。でき方も人それぞれですが、2〜3本だけですむ人から、お腹や胸全体にできてしまう人までいます。

 

妊娠期間はホルモンのバランスが崩れて、肌が乾燥しやすくなっていますから余計に肌は弱くなって、妊娠線は生じやすくなっています。赤紫色の妊娠線はやがて白銀色に変わり少しは目立たなくなりますが、妊娠線はできてしまったら完全には元には戻らないといわれています。できないようにすることが大切です。