一般的なレーザー治療は、妊娠線の裂け目に沿ってレーザーを当てて、コラーゲンの再生を促して皮膚を活性化させます。これによって妊娠線はかなり薄くなって目立たなくなります。ところで、妊娠線の治療には「コラーゲン」というものが大きくかかわってきます。コラーゲンとは何でしょうか?
コラーゲンとはたんぱく質の一種で、体の筋肉や皮膚、内臓、骨など、あらゆる部分の組織に含まれています。その働きは主に、細胞と細胞を繋ぎとめることにあります。体内には10万種にも及ぶたんぱく質が存在すると言われていますが、コラーゲンの種類はその3割を占めていて人体にはとても重要なものです。
レーザー治療には、近年、さまざまな種類のものがあります。
サーマクールによる治療は、高周波とレーザーを組み合わせて妊娠線に当てることで、コラーゲンに働きかけ生成を促します。同時に皮膚を引き締めて肌をつるつるにします。この結果、妊娠線はずっと薄くなります。
フラクセルによる治療では、微小なスポット状のレーザーを照射することで古い皮膚を新しい皮膚に入れ替えることができます。画期的な肌の再生法といわれています。肌が再生することで、妊娠線をはじめしみやしわに効果があります。
炭酸ガスレーザーとVビームの組み合わせによる治療も注目されています。弱く絞った炭酸ガスレーザーを妊娠線の裂け目に当て、次に同じようにVビームを当てます。痛みがなく、短時間の治療で妊娠線が薄くなります。
レーザー治療は、主に美容外科、美容皮膚科で実施されています。できてしまったら消えない妊娠線ではありますが、さまざまな治療方法も確立されてきていますから、「絶対に消えない」と思い悩む必要はなさそうです。
妊娠線は何故できるのでしょうか?妊娠線とは、出産を経験した女性の肌に残る線状斑のことを言います。なぜ、妊娠線はできてしまうのでしょうか。妊娠するとお腹の中の赤ちゃんがどんどん育ってくるにしたがってお母さんのお腹はせり出してきます。そしてお腹だけではなく、乳房も母乳が出る準備を始めるため豊かに膨らんできます。そして、体を支える太ももや、おしりもふっくらと肉付きが良くなってきます。
太くなった体の皮膚は引っ張られて伸びていきます。簡単にイメージすれば風船が膨らんでいくような感じです。皮膚は、表面を表皮といいます。その下に真皮、皮下組織と三層に分かれています。表皮は伸びやすいという特徴がありますが、真皮や皮下組織は急激には伸びることができません。柔軟性のない皮下脂肪などの影響も受けますから、伸びやすいところとそうでないところがあります。
真皮や皮下組織が伸びることのできる限界を超えてしまい皮膚が引っ張られると亀裂ができてしまいます。その裂け目が、表皮を通して赤紫色の線状に見えてしまうのです。妊娠線がもっともできやすいのはお腹なのですが、皮膚が伸びているところではどこでもできてしまうのです。胸やおしり、太もも、むくみやすいふくらはぎにもできてしまう人もいます。妊娠線のでき方も人それぞれですが、2~3本だけですむ人もいますしお腹や胸全体にできてしまう人まで色々といます。
