妊娠線ができてしまうのを防ぐ上で、肌の乾燥は大敵です。生まれたばかりの赤ちゃんのみずみずしい肌は、ずっと続くわけではありません。ティーンエイジの張りのある肌も、赤ちゃんや小さな子の柔らかい肌とは違います。
人は年を重ねるにしたがって、肌の保湿力を失っていきます。肌の皮脂の分泌も、思春期を過ぎると次第に収まってきます。一般的には妊娠を迎える頃には、若いといっても肌の持つ力は減ってきている時期にあたります。そこに、妊娠によるホルモンバランスの変化や、つわりなどで栄養が取れなかったりすると、てきめんに肌はかさかさになってしまいます。
乾燥すると肌の柔軟性が失われて皮下組織が裂けやすくなるだけではなく、かゆみが発生して掻いてしまうことで妊娠線を作ってしまうことも多々あります。
体の内側からの力だけでは肌のみずみずしさが保てないとき、外側から肌の水分を補充することが大切です。その際、大切なことは自分の肌に合ったものを選ぶことです。いくら高価なクリームを使っても、自分の肌質に合っていなければクリームが上滑りするだけです。自分に合っているかいないかは、肌がしっとりとすることで自然にわかることです。肌質に合ったクリームで保湿すれば、かなりの確率で妊娠線は防ぐことができるといわれています。
妊娠線予防クリームにはさまざまな種類があります。すべてを試して自分に合ったものを選ぶことは、経済的にも時間的にも無理なことです。まず、一番に抑えておきたいことは、成分表示、有効成分をきちんとチェックすることです。もともとアレルギーがある人は、できるだけ低刺激のアレルギーテストが済んでいるものを選んだほうがいいでしょう。かおりも大切なチェックポイントです。買ってみたものの、匂いがきつくてつけられない、ということも珍しくありません。妊娠線だけではなく、さまざまな症状が出てしまったら治しにくい時期であることを自覚して選ぶことが大切です。
また、、妊娠線予防クリームは病院でも処方してもらうことができます。検診の際に相談してみてください。
妊娠線は何故できるのでしょうか?妊娠線とは、出産を経験した女性の肌に残る線状斑のことを言います。なぜ、妊娠線はできてしまうのでしょうか。妊娠するとお腹の中の赤ちゃんがどんどん育ってくるにしたがってお母さんのお腹はせり出してきます。そしてお腹だけではなく、乳房も母乳が出る準備を始めるため豊かに膨らんできます。そして、体を支える太ももや、おしりもふっくらと肉付きが良くなってきます。
太くなった体の皮膚は引っ張られて伸びていきます。簡単にイメージすれば風船が膨らんでいくような感じです。皮膚は、表面を表皮といいます。その下に真皮、皮下組織と三層に分かれています。表皮は伸びやすいという特徴がありますが、真皮や皮下組織は急激には伸びることができません。柔軟性のない皮下脂肪などの影響も受けますから、伸びやすいところとそうでないところがあります。
真皮や皮下組織が伸びることのできる限界を超えてしまい皮膚が引っ張られると亀裂ができてしまいます。その裂け目が、表皮を通して赤紫色の線状に見えてしまうのです。妊娠線がもっともできやすいのはお腹なのですが、皮膚が伸びているところではどこでもできてしまうのです。胸やおしり、太もも、むくみやすいふくらはぎにもできてしまう人もいます。妊娠線のでき方も人それぞれですが、2~3本だけですむ人もいますしお腹や胸全体にできてしまう人まで色々といます。
