妊娠線ができやすいところは、肌が伸びているところ、特にお腹全体、乳房、太もも、臀部です。この部分は、特に脂肪がつきやすいところでもあります。赤ちゃんが育つにしたがってお母さんのお腹が出てきますが、前へ、というよりも、全体として膨らみは下のほうが大きくなります。人にも重力が働いていますので、当然のことと思いますが、足の付け根の少し上からポーンと前にお腹は突き出てきます。
当然、そこの肌は引っ張られて伸びています。とても妊娠線ができやすいところです。ところが、ここはお腹が大きくなると自分では見えにくくなってしまい、できていてもなかなか気がつかないことも珍しくありません。
同じく足の付け根から太ももも、臀部も、見えづらいところですが、大きくなるお腹を支えるために、お母さんの下半身もしっかりしなければなりません。大きくなる、すなわち肌が引っ張られて妊娠線はできやすくなります。鏡などでこまめにチェックしましょう。
次に、乳房です。赤ちゃんの成長とあわせて、お母さんの体は母乳を出す準備を始めていますから、胸はどんどん膨らんでいきます。乳房全体もずっしりしてきます。乳房を取り囲む肌も、この変化についていこうとしていますが、大きくなる速さに間に合わなくて妊娠線ができてしまうことも多いのです。
肌も妊娠時の体の変化に対応しようと、がんばっています。けれど、ホルモンバランスの変化などで乾燥しやすくなったり、敏感になって痒くなってしまったり、マイナスの変化も起こっているのです。女性にとって産後も消えない妊娠線は、できることなら作りたくないものです。けれど、できる前からのケアで、だいぶ妊娠線は防ぐことができます。お手入れをこまめにして、がんばっている自分の肌を応援してあげましょう。
妊娠線は何故できるのでしょうか?妊娠線とは、出産を経験した女性の肌に残る線状斑のことを言います。なぜ、妊娠線はできてしまうのでしょうか。妊娠するとお腹の中の赤ちゃんがどんどん育ってくるにしたがってお母さんのお腹はせり出してきます。そしてお腹だけではなく、乳房も母乳が出る準備を始めるため豊かに膨らんできます。そして、体を支える太ももや、おしりもふっくらと肉付きが良くなってきます。
太くなった体の皮膚は引っ張られて伸びていきます。簡単にイメージすれば風船が膨らんでいくような感じです。皮膚は、表面を表皮といいます。その下に真皮、皮下組織と三層に分かれています。表皮は伸びやすいという特徴がありますが、真皮や皮下組織は急激には伸びることができません。柔軟性のない皮下脂肪などの影響も受けますから、伸びやすいところとそうでないところがあります。
真皮や皮下組織が伸びることのできる限界を超えてしまい皮膚が引っ張られると亀裂ができてしまいます。その裂け目が、表皮を通して赤紫色の線状に見えてしまうのです。妊娠線がもっともできやすいのはお腹なのですが、皮膚が伸びているところではどこでもできてしまうのです。胸やおしり、太もも、むくみやすいふくらはぎにもできてしまう人もいます。妊娠線のでき方も人それぞれですが、2~3本だけですむ人もいますしお腹や胸全体にできてしまう人まで色々といます。
